Thinking about something

学部生が数学の哲学とか真理論を少しづつ勉強するブログ

vol.1 はじめに

数学の哲学とか真理論とかについての勉強を、なんらかの形でまとめることでさらに深めるために始めました。基本的には本を読んでその内容をまとめ、コメントを付す、という形でやっていきたいと思います。(もしかしたら数学の勉強の進捗もちょくちょく書くかも)

 

この記事を書いている時点で、私は某大学文学部哲学科の学生で、基礎的なところはこんな感じです。

数学・・・高校文系数学レベル

論理学・・・学部の授業で一年やった程度、古典一階術語論理、様相論理、直観主義論理の完全性定理は一二度さらった

哲学史・・・倫理履修の高校生より怪しい

語学・・・英語はまあなんとか。古代ギリシャ語とドイツ語は非常に怪しい

 

今までは現代プラグマティズムにうっすらと興味があり、BrandomのMIE、SellarsのEPM、RortyのMirrorなどをパラパラめくっていました。しかし、その関連で読んだ、岩波から出ているチェイスレン『真理』中に登場するHartry Fieldの理論が気になり、また偶然そのころ読んでいたCharles Chihara "Nominalism"(Oxford Handbook of Philosophy of Mathematics and Logic所収)にも彼の名前が出てきたのでこの二つの分野が気になるようになりました。

 

当面の目標はとりあえず入門書などで両分野の全体像をつかむことと、テクニカルな議論に少しでもついていけるような数学力を身に着けることで、そうすることを通してその内Fieldの"Science without Numbers"や"Truth and the Absence of Fact"とがっぷり四つに組めるようになりたいですね。

 

そんな感じでやっていきます。よろしくお願いします。何か間違ったことを書いていたらどんどんコメント等で指摘してください。お待ちしてます。